人の中に巣くう「争う心」と決別する

安倍首相が2016年5月14日に都内の会合であいさつし、オバマ米大統領の広島訪問に関してのコメントの中にあった言葉です。

これは、文学的に平和について考えられた別のアプローチの中にあった言葉と同じでした。

「人には、根源的に他を叩きのめしたい、という欲求が内在する。」

 

これはショックでしたが、そこから目を背けるといつまでたっても仕返しを繰り返すだけ・・・

 

ちなみにその文学的な検討では、仲間意識を持てる関係がその欲求にブレーキをかける・・・としていました。

 

被爆国の日本のリーダーが人の根源的な「さが」に触れたことは、人がそれを乗り越えるために有益だと感じます。

 

総理のコメントに政治的な思惑を分析する動きがありますが、私は問いたい・・・

私たちに内在する「他を叩きのめしたい」という欲求を、ではどのように乗り越えればいいのか・・・

 

そこに思いを寄せなければ、暴力の連鎖から人は解放されないのでは。

 

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